ジョージアン時代の家のようす

ハウスキーパーと料理人(りょうりにん)が長い一日の仕事を終えちょっと一杯(いっぱい)、くつろいでいるところです。 ご主人様(しゅじんさま)が予定しているバースでのディナーパーティーについて相談(そうだん)しています。 ゲストをあっといわせるようなすばらしいおもてなしをしなくてはなりません。 この部屋には、当時(とうじ)高価(こうか)だった乾物(かんぶつ)やさとう、スパイス、そしてせっけんやろうそく、ベッドシーツなどが保管(ほかん)されていました。 このような貴重(きちょう)な品物(しなもの)をカギをかけて大切に保管し、またそのカギを管理(かんり)するのも、ハウスキーパーの役目(やくめ)でした。

ジェイン・オースティン

ハウスキーパーは使用人(しようにん)の中でも最も(もっとも)重要(じゅうよう)な役わりでした。 子どもたちの世話(せわ)をし、ときにご主人様の秘密(ひみつ)をにぎる人物(じんぶつ)でもありました! オースティンの作品『高慢と偏見』(こうまんとへんけん)の主人公(しゅじんこう)エリザベス・ベネットは、ミスター・ダーシーのことを毛嫌い(けぎらい)していました。 ところが彼のハウスキーパーからミスター・ダーシーの親切な側面(そくめん)を伝えきき、だんだん心をひらいていきます。使用人はご主人様の真実(しんじつ)を知っている存在(そんざい)だと思われていたからです。

展示アイテム: カーペット・ビーター(たたき棒)

これはカーペットビーターです。 カーペット・ビーターは、ラグやカーペットをつるし、ほこりを叩き(はたき)出す道具(どうぐ)です。テニスのラケットにちょっとにていますね。 カーペットたたきは、なかなか骨(ほね)のおれるきたない仕事(しごと)だったようです。

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