ジョージアン時代の家のようす

シャーロットとアリスは舞踏会(ぶとうかい)に出かけるところです。出発の時間が来るまで音楽を楽しんでいます。 この部屋は今でいうところのリビングルームのような場所です。 この部屋は英語でWithdrawing Roomというのですが、この ‘withdraw’ は、この場合「リラックス」を意味(いみ)します。 トランプあそびや、楽器(がっき)や歌の練習(れんしゅう)をしたり、カーペットをはしっこに押しやってダンスをしたり(!)、ジョージアン時代の人々にはいろいろな日々の楽しみ方がありました。 あなただったらこの部屋で何をしてくつろぎますか?

ジェイン・オースティン

ジョージアン時代の人々は自分の家で音楽やダンスを余興(よきょう)にしてパーティーを楽しみました。 ジェイン・オースティンの作品『エマ』に、ディナーのあと皆でおどるシーンがあります。 カーペットの上でおどるのはマナー違反(いはん)でしたから、さあこまりました。そこでお話の登場人物(とうじょうじんぶつ)たちは、なんと家具(かぐ)を部屋からはこびだし、カーペットを丸めて片づけてしまいます。そして無事(ぶじ)楽しく夜をおどりあかしたのでした!

あなたもおうちで音楽やダンスを楽しむことはありますか?

展示アイテム: ハープシコード

見た目はそっくりですが、ハープシコードの音はピアノの音色(ねいろ)とはまったくちがいます。 ピアノは鍵盤(けんばん)をおしたときに中のハンマーのようなものが弦(げん)をたたいて音を出します。 ハープシコードは、ハープのように爪(つめ)で弦(げん)をはじいて音を出すのです。この楽器(がっき)は家庭での余興(よきょう)として、よくご婦人(ふじん)たちによって演奏(えんそう)されました。

このアイテムをさがしてみましょう。 これは何に使うものかわかるかな?

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